2020年より新型コロナウィルスの感染が猛威を奮い、表立った集会などを控える動きがでてきました。そ
れは青年会議所活動においても同じことがいえ、2020年度の例会縮小を余儀なくされました。市民・町民の
生活を守り、そしてまちを少しでも明るく豊かにするため、まちづくり・ひとづくり団体として我々ができ
ることは何なのか、今一度考える時がきています。
また、全国的な青年会議所として会員数の増加が叫ばれていますが、2019年厚生労働省発表の「働き方改
革」から着想し、2021年度の逗子葉山青年会議所は活動の積極的な『活き方改革』をすべき時に来ているの
ではないでしょうか。我々は仕事、家庭、趣味など個人が抱えるもののほかに、逗子葉山青年会議所での活
動を約束し入会しました。
そこで、もっとより良く活動しやすい環境作りを会員の皆様で考え、次世代への取り組みとしていきま
す。それは、青年会議所がすべき使命とともに、『会員数の増加』・『準会員(オブザーバー)の出席率の
上昇』・『活動がしやすい環境の整備』この三本の柱を基に活動し、そして、中・長期的なVISIONを継続
して示し、これからの逗子葉山青年会議所の活動を、この一年で盤石・強固なものにしていきます。
組織づくりを行う上で最も必要なことは、自らの組織の土台をしっかりと構築し、きちんと機能させるこ
とです。この土台が揺るぎないものであることで、まちづくりやひとづくりなどの外に向かう力がより発揮
されるものになると考えています。
組織・理事会運営、組織財政をはじめ、メンバー構成、これからの逗子葉山青年会議所を担っていくため
のメンバー教育、また情報発信は今後の組織づくりの要になっていきます。よりよい組織を運営するため、
また活動を合理的に行うためできる限りオンラインやWEBでの会議を行います。そうすることで、仕事・家
庭・趣味などの時間に囚われず、また移動の時間も割くことができ青年会議所活動の時間を有効に使ってい
けます。
そして、新しく加わるメンバーの教育や、新しいことにチャレンジするメンバーの応援を推進していきま
す。好奇心、行動力、知識こそ力になり、個人がその力を伸ばしていくことで、組織の力が強固になってい
くと考えております。
逗子葉山青年会議所の発足から57年が経ちますが、我々のまちづくり・ひとづくりの活動をもっと広くよ
り多くの皆様に認知してもらい、たくさんの方に支持を頂けるような組織環境へ進化していくため、今まで
以上に様々な媒体を通して積極的な情報発信をし続けていくことが急務と考えております。そして集まって
きた新しい仲間を迎える準備を行い、活動しやすい環境の整備(人材適性の開発)を行うことで、個人・組織
として成長できるようにしていきます。
新型コロナウィルスがいつ収束するのかわからないなか、さまざまな状況での新型コロナウィルス感染の
可能性を考え、これまでのお客さん主体の事業から、明るい豊かなまちづくりを行う上で、今おこなってい
くために進化したより効果的なまちづくりを行なっていきます。
2021年は市民・町民の生活に寄り添った活動をしていきます。まちに潜んでいる問題点・課題などのまち
の声を取り上げ、検証するための事業を行い、そこで出た検証結果をまちに提言することで、まちをより良
く、豊かに住みやすく変えていく取り組みを行います。継続した活動を行うことを考えると青年会議所活動
にとって会員数増加・準会員(オブザーバー)の出席率上昇・活動しやすい環境の整備は必要なことだと考
えています。適材での人材適正の開発を踏まえ順次、組織に組み入れ、我々は事業・組織を形に残せるよう
行動いたします。
逗子葉山青年会議所発足から実施された事業は500を超え、様々な形でまちに残ってきているものもあり
ます。今こそ、我々が活動した証・レガシーをさらにまちへ残す時がきました。我々はその事業構築のノウ
ハウを誰よりも持っているはずです。そして、2021年12月31日を迎えるまでに、いくつかの提言がまち・市
民、町民にとってより良い方向に向かい、形として残せるように活動を推し進めて参ります。
我々は逗子葉山青年会議所の会員である前に、様々な行政体に所属する市民・町民です。民主主義を掲げ
る日本国に籍を置く一人ひとりがテーマを持ち、団結することで問題を解決することができる国に所属して
います。
手と手・気と気を合わせ活動していく(発信・放射)ことでまちのため(統合)になっていく、そして自
分のため、誰かのためがまちのために(エネルギー・気)、、、。と願いを込め、積極的に『てとき』に参
加し、誰もが自分たちのまちや青年会議所を変えるチャンスを持っていることを再認識し、行動します。
また、中長期VISION戦略研究所を設置し、今後の活動の基準となる物差しを設定することで会員全員が
その先の向こうを見据えた活動がしやすいLOMとして、長期的に成長することのできる組織を目指します。
逗子葉山青年会議所が発足してから57年が経ちます。組織の改革、人の改革はそれぞれの時代背景のもと
行われてきました。そして今、新型コロナウィルスの猛威が奮う未知の時代から新しい考え方を提示し、ひ
と・まちともに共栄することができるまちづくり・ひとづくりを目指して参ります。
その暁には、逗子葉山青年会議所に入会した我々がまず手を挙げ、この変革の時代をリードしていける個
人・組織となっていることと確信いたします。