一般社団法人逗子葉山青年会議所

2018年度一般社団法人逗子葉山青年会議所スローガン
Mission ~すべてはまちのため、未来のために~
2018年度逗子葉山青年会議所理事長 中村 達矢  所信

●我らのMission(使命)

 現代日本は、幾多の先人の未来に対する熱い使命感と、多くの粉骨砕身の努力 により築き上げられた、民主主義と経済的豊かさを有しています。そのため、 様々な議論はあるにしろ、大多数の国民は自らの自由意志により人生を歩むこ とができると言っても過言ではないでしょう。その環境の中で、自らの幸福を追 求し人生を謳歌できることは素晴らしいことです。一方で、少し大きな視点で見 た時、我々は地域という共同体の中で人生を歩み、家族を持ち、友を得て、生活 の基盤となる経済活動を営んでいます。であるならば、自己の存在を「地域社会 の中で生かされているもの」として自覚する必要があります。そしてその中で自 らが果たすべき責任と使命を見いだし、行動を起こし、まちの現実と未来を少し でも明るく豊かな方向へと動かすことができれば、次世代からいつの日か価値 が認められる行動となるのではないでしょうか。だからこそ、逗子葉山青年会議 所はまちのため、未来のために我々が「今なすべきMission(使命)」を明確に し、行動する必要があります。
 2018年、逗子葉山青年会議所はまちのため、未来のために3本の柱からな るMission を掲げます。まずは、地域の青年経済人である我々だからこそなす べき地域経済振興を、多くの方から力を頂き前進させる『市民共創の地域ブラン ディングによる経済振興』。そして、その土台の上に次代を築くであろう青少年 にフォーカスした『当事者意識を醸成するための青少年教育』。最後に、その運 動の中心にあるべき我々が力強く前進するための『ダイバーシティーの視点に 立った組織拡充』です。これらのMission を完遂するため、メンバー一丸とな ってひとづくり・まちづくりに邁進してまいります。

●未来への責任

 日本の未来へ思いを馳せた時、現状の延長線上に見えてくるものを楽観的に 捉えるには難しさが伴います。人口減少による内需の衰退、超高齢化社会の到来 による社会保障費の増大が懸念され、地域コミュニティーや社会インフラの維 持が困難な地域が増えることが予想されています。まさにいま国は人類が経験 したことのない、人口減少社会と超高齢化社会に突入しつつあります。そんな国 と地域の現状を認識すれば、我ら青年が自ら行動すべき必然性が生まれます。そ れは次世代を担う子どもたちに対する私たちの責任ではないでしょうか。小さ な一歩や、小さな波紋だとしても、自らの行動により、まちの未来を変えていく ことができる。それが青年会議所の運動であるからこそ、逗子葉山の運動の担い 手となるべき我々が、今こそ行動すべきです。

●わたしたちのまち逗子葉山

 私たちのまち逗子葉山は、地理的に首都圏への利便性があり、海と山に囲まれ た地形により豊かな自然にも恵まれています。そのため古くは相模湾と東京湾 を結ぶ要所として、明治以降は皇族や士官、企業経営者や文化人の住宅地として、 戦後は海水浴場として、多くの人々に愛され、発展してきました。そして、逗子 葉山は幾つかのポジティブな言葉で表現できることが特徴でもあります。それ は豊かな自然に恵まれたことで生まれた「逗子ライフ」「葉山ライフ」という言 葉からもイメージしやすく、また「おしゃれ」な街であり、「文化的」「健康的」 な街でもあることを否定する人は少ないでしょう。さらに言えば、地域経済振興 の核となるような「逗子と言えばこれ」「葉山と言えばこれ」と全国的・世界的 に知られている独自のイメージやブランド、観光資源があれば、さらなる発展の ポテンシャルを秘めていると言っても過言ではないでしょう。

<市民共創の地域ブランディングによる経済振興>
 逗子葉山は能動的市民が多いまちと言われ、地域のために積極的に活動する 多くの非営利団体も存在しています。そのような地域性の中で青年会議所が掲 げる青年経済人という立ち位置から「地域経済振興」を意識することで、まちの ため未来のためにより有意義な運動を展開することができるのではないでしょ うか。
 地域経済振興を考えた時に、まちの中でお金が回り需要と供給の規模を大き くし、町と市の財政や企業収益、家計が潤う数字で確認できる豊かさを追求する ことと同時に「逗子葉山らしさ」に磨きをかけ、まちの雰囲気が醸し出す明るさ や個々人の精神的な充足感を高めていくことも重要です。
 数字で確認できる経済振興には、外から人やお金や事業を呼び込む地域外需 要の取り込みと、地域内の人口増や収入増、新たな需要喚起による地域内需要の 増加が必要です。地域外需要の取り込みも地域内の需要増加も、有効な取り組み となるのが逗子葉山の地域ブランディングではないでしょうか。逗子葉山が魅 力に溢れ「遊びにいきたい」「働きたい」「居住したい」と地域内外の方に思って 頂ければ結果的に人とお金と事業の流入により経済振興に繋がります。
 地域ブランディングには地域の特性を活かした事業を行い、広く認知される ことが効果的です。そしてそのプロセスに住民が能動的に関わることができれ ば、明るいまちの雰囲気と住民の充足感が伴う地域ブランドとして確立するこ とができます。そして「まちづくりができるひとづくり団体」を自負する我々青 年会議所だからこそ、その視点を持ち運動を展開することができると確信して おります。

<当事者意識を醸成するための青少年教育>
 我々が活動するうえでのモチベーションの一つは未来を担う子どもたちへの 責任感と愛情ではないでしょうか。そして、今の子どもたちが夢を描ける地域・ ステージを用意することが我々の大切な責任であるはずです。さらに言えば、未 来の地域社会を形成し、素晴らしい地域社会をその先の世代に受け継いでいく のは今の子どもたちの役割になっていきます。その子どもたちが地域や国、地球 というコミュニティーの中でどれだけ当事者意識を持てるかは、ステージを用 意すること以上に重要です。青少年に政治や地域経済に目を向けさせ、当事者意 識と有権者としての責務を自覚してもらうこと、そのための運動は我々逗子葉 山青年会議所の重要なMission の一つです。
 青年会議所の人財育成とは我々一人一人の成長を意味するものでもあります。 また、青少年に対して何かしらの影響を与えようと行動するのであれば、自らの 成長への強い意識は欠かすことはできません。まず人として、次に能動的市民と して、さらに地域経済人として自らを鍛え、組織の中で切磋琢磨し、Mission を 果たすことができる青年会議所メンバーへと成長していく必要があります。人 としての成長とは、信頼に値する人になることを意味します。利害間関係のない 青年組織の中で互いに磨き合いながら、肩書や地位に依存せずに信頼され、信用 される存在になることができれば、地域に対してより良い影響力を発揮するこ とができます。そして、卒業後も地域のための運動の中心となれる能動的市民と なり、さらに国や地域の経済活動を担う経済人としても成長し、青少年に対し見 本となるべき人財を目指していきます。

<ダイバーシティーの視点に立った組織拡充>
 我々が地域により良い影響を及ぼす為には、自らの組織の拡充は必要不可欠 です。現状に甘んじることなく、進化し続けることによって、地域から信頼に値 する団体として認知されることに繋がり、その信頼が我々の地域貢献活動の大 きな力となるはずです。
 組織の強さや発展性の要素に「ダイバーシティー(多様性)」があります。組 織として明確な規律や理念は不可欠ではありますが、一方で多様な価値観を認 め合うことができる包容力、組織としての懐の深さがあれば、より柔軟な発想や 新しい取り組みも生まれます。逗子葉山青年会議所においても、様々な職業的属 性のメンバーがおり、仕事や家庭の背景も様々で、歩んできた人生や構築してき た価値観も多様です。そのことを理解し合い、時に個の役割にとらわれず連携し 協力し合う、個々の力を効果的に結集できる力強い組織を構築していきます。
 40歳で卒業を迎える青年会議所において会員拡大は永遠の課題であり、活 動の大切な柱です。拡大のために最も必要な要素、それはメンバーの高い満足度 と組織に対する誇りと愛情ではないでしょうか。メンバー個々人が「最高の仲間 と出会え、有意義な活動を行い、結果として大きく成長することができた。」そ んな思いをより深く持てれば、メンバー全員が取り組む「仲間づくり=拡大」に おいて成果を上げることができるはずです。
 情報化社会の進展により、効果的な情報発信の重要性は増しています。まずは 逗子葉青年会議所の存在や理念、活動を多くの住民に知って頂く取り組みを強 化していきます。効果的な情報発信と知名度の向上は仲間づくりと地域貢献に 大きな力を与えてくれるはずです。

●Mission の具現化としての事業

 「会議所」として、議論を交わし、文献や講師から学び、計画を練り、様々な 自他の分析評価することの価値は、我々の運動において重要であることは言う までもありません。そして、地域でリーダーシップを発揮し、現状にある問題を 解決に向け少しでも前に進めために行う我々の事業は、まさにMission の具現 化であり、存在意義そのものであります。
 そしてMission である「いまなすべきこと」を確認し、地域で事業を行うに は、地域や住民を知り、学ぶ姿勢が欠かせません。さらに我々が地域により良い 影響を与える存在であり続けるためにも、青年会議所と言えばこの事業、と認知 されるような事業を、毎年規模と質を上げながら発展的に継続していくことが 重要であると考えます。
 また、我々の運動がより効果的に地域に貢献するためには、「地域をよりよく していく」という志を持つ多くの個人・団体と協力し合い、運動を展開していく ことが重要です。そして、その協力の輪を段階的に大きくし、まちの未来に長期 的に、より大きな影響を及ぼすことに繋げていきます。

●使命とは「命の使い道」

 逗子葉山青年会議所は、2018年『市民共創の地域ブランディングによる経 済振興』『当事者意識を醸成するための青少年教育』『ダイバーシティーの視点に 立った組織拡充』という3本の柱からなるMission を果たすべく運動を展開し ます。それらすべてが、私たちが愛するまちのためであり、青少年が活躍する未 来のための運動です。
 そして、その運動を通して、メンバー個々人が自らの「命の使い道」である Mission をより明確に見いだし、行動し続け、より多くの市民や青少年に影響を 与えることができれば、我々の運動はより大きなうねりとなり、明るく豊かなま ちの未来を創り上げていけるものと確信しております。



逗子葉山青年会議所理事長